銀行の秘密(3)

お金の貸付け、そして利子と担保を取り上げ、
世界中の富を収めている代表的な銀行家がいます。

それが「ロスチャイルド一族」という世界財閥です。

中世ヨーロッパの銀行家の中でも、
国王より遥かに大きな権力を手に入れたのがロスチャイルド一族です。

初代マイヤー・アムシェルは 1764 年、ドイツでロスチャイルド商会を創設し、
1800 年代に入ると 5 人の息子をヨーロッパ諸国に派遣し、
各国で銀行を創設させました。

5 人の兄弟は、情報のネットワークを確立し、現在の国際銀行の基礎を築き、
ヨーロッパの金融を支配するようになります。

なかでも注目すべきは、イギリスに渡った三男のネイサン・ロスチャイルドです。
彼は、1810 年にロンドン証券取引所の支配者となり、
「世界一の金融王」として君臨するようになり、
ヨーロッパ中の同盟国を相手に貸付をするまでになったのです。

さらに、その 5 年後の 1815 年、イギリス連合軍と
ナポレオン率いるフランス軍との戦いに出資して、
当時の財産 300 万ドルを 2500 倍の 75 億ドルに増やしました。

戦果の情報をいち早く手に入れたネイサンは、
他の投資家を出し抜き、一人勝ちしたのです。
これで、ほとんどのイギリスの大金持ちや名家を破産させ、
ヨーロッパの金融を独占し、今のロスチャイルド財閥の世界支配の礎を築いたのです。

1764 年…初代マイヤー・アムシェルがドイツ・ロスチャイルド商会創設。
1804 年…三男ネイサンがイギリス・ロスチャイルド商会創設。
1817 年…五男ジェームスがフランス・ロスチャイルド商会創設。
1820 年…二男サロモンがオーストリア・ロスチャイルド商会創設。
1821 年…4 男カールがイタリア・ロスチャイルド商会創設。

あり余る富を手にしたロスチャイルド一族は、世界最大の財閥を形成し、
自分たちの強力な代理人である「J・P・モルガン」と「ジェイコブ・シフ」を支援し、
米国に巨大なモルガン財閥、シフ財閥を形成しました。
彼らから支援を受けた「J・D・ロックフェラー」は石油王、
「エドワード・ハリマン」は鉄道王となり、
それぞれ巨大財閥を形成するようになったのです。

なかでも注目すべきは、J・D・ロックフェラーです。
彼は 1882 年には、米国の石油をほぼ独占し、
それを元手に米国最大の財閥を築きあげたのです。

彼らの持つ権力の中で一番大きな力がお金を発行する権利なのです。

ほとんどの人は、お金は国が造っているもので、
国の持ち物だと思っていることでしょう。

しかし実際は、お金(紙幣)を刷る権利は政府のものではありません。
ロスチャイルド一族のものなのです。
中世ヨーロッパのお金の歴史は今も続いているのが現実なのです。

世界には「中央銀行」というものがあることをご存知でしょうか?
中央銀行は国の通貨を発行し、利子をつけて政府に貸し付ける機関です。

ロスチャイルド一族は、1815 年にイングランド銀行を支配下に置き、
1913 年には、米連邦準備制度(FRB)
つまり、米国の中央銀行をその支配下に置いています。

世界の基軸通貨である「ドル」を発行する権利は、
ロスチャイルド一族のもの(一部ロックフェラー家・モルガン家が所有)であり、
米政府のものではありません。

これほど大きな力を持つロスチャイルド一族だから、
勿論、日本も大きな影響を受けています。

日本の中央銀行である日本銀行は、持ち株の 55%は政府が所有していますが、
残りの 45%の株式の所有者は非公開となっています。