大陸の配置と氷河期

約260万年前からの地球は、地球の歴史の中では寒冷な時代となっている。
氷期と氷期の間を間氷期という。
最後の氷期(ヴュルム氷期)は、およそ7万年前に始まり約1万年前に終了した。
現在は次の氷期までの間の間氷期であると考えられている。

地球が寒冷になり極地方に氷河が発達したのは過去にも何回かあった。

先カンブリア時代の23億年前
8億年~6億年前
古生代のオルドビス紀(4.4億年前)
古生代のデボン紀~石炭紀(3.77億年前~2.7億年前)が氷河時代であったという。

数億年の長い時間の間に、氷河時代がなぜ訪れ、また再び暖かくなるのかについては、
太陽活動の変化、地球の自転・公転の変化、プレートの運動による大陸の配置の変化、
大気中の二酸化炭素の量の変化などが考えられるがよくわかっていない。

現在の大陸の配置は、最後の超大陸パンゲア(パンは汎、ゲアはガイア=大地の意味)が、
2.5億年ほど前から分裂を初めて現在に至ったと考えられている。

では、それ以前はどうだったのだろう。最初の大陸は30億年前ほどに、
それ以前にできていた小大陸や島弧が合体してできたらしい。
超大陸といっても現在のインド程度の大きさだったという。
この大陸をウルという。

30億年前~25億年前には火成活動が極めて活発となり、多くの小大陸や島弧もでき、
それらが衝突して大陸が急成長したらしい。
この時期までに、大陸の大きさは現在の50%程度にまでなったという。

25億~18億年前には、これまでにできた小大陸が合体する。
現在の東南極、北アメリカ、グリーランド、シベリアが合体してアークティカ大陸となる。
またウル大陸も他の小大陸と合体して第2次ウル大陸となる。
このウル大陸には南アフリカ、北インドが合体して第3次ウル大陸となる。
一方、南アメリカと中央・北西アフリカが合体してアトランティカ大陸となる。
アークティカ大陸にも別の小大陸が合体してニーナ大陸となる。
結果、18億年前には、第3次ウル大陸、ニーナ大陸、アトランティカ大陸の3つの大陸となる。

この3つの大陸はしばらく安定して存在していたが、
10億年ほど前に合体して地球史上初めての単一の超大陸ロディニアを形成する。

7億年前には超大陸ロディニアは、巨大ホットプルームのため3つに分裂して、
ローレンシア大陸、東ゴンドワナ大陸、西ゴンドワナ大陸となる。
6億年前までには東西ゴンドワナ大陸は再び合体してゴンドワナ大陸となる。

さらにゴンドワナ大陸にローレンシア大陸も合体する。
このときの衝突でできた造山帯(現在は侵食されてしまった巨大山脈)が、
カレドニア-アパラチア造山帯、バリスカン造山帯(ローレンシアとアフリカの衝突)である。
さらにアジア大陸も合体して、再び単一の超大陸パンゲアとなる。
パンゲアの北の部分をローラシア、南の部分をゴンドワナ、
その間の地中海をテチス海(テーチス海)、そしてそれらを取り巻く超海洋パンサラサとなる。

このパンゲアは、2.5億年前から激しい分裂をして現在に至っている。
また、太平洋のホットプルームの活動も活発となり、大きな海台をつくり、
その結果海底が浅くなり(白亜紀の大海進)、大陸の面積が減少した。

では、今後はどうなるのだろう。
現在オーストラリアはその間のインドネシア、フィリピンなどとともに北上している。
ハワイも日本列島に近づいている。
こうして、オーストラリアは、インドネシアやフィリピンを間に挟んだまま日本に衝突する。
ハワイも日本に衝突する。
日本は、これらに押しつけられる形でアジア大陸に衝突合体する。
他の大陸も再び合体する。
こうしたシナリオが考えられているが、それは1億年以上先のことである。

仙丈ヶ岳藪沢カール地形(2009)
カール(圏谷)とは、お椀を半分に割ったような地形。

 

参考サイト
山賀 進 『われわれはどこから来て、どこへ行こうとしているのか、そしてわれわれは何者か』