ユダヤ人の聖典は『旧約聖書』のみ

聖書をヘブライ語で書かれた「旧約聖書」、
ギリシャ語で書かれた「新約聖書」に分けて呼ぶことは広く知られます。

しかし、ユダヤ人にとっては、旧約聖書だけが唯一の聖典で、
彼らは新約聖書を聖書とは呼びません。

ちなみに、イエスが用いたものは「旧約聖書」です。

旧約聖書は 1000 年以上に渡り書かれており、
書かれた時期や作者をハッキリと特定できません。
もっと古いものは紀元前 150 年頃に書かれたと推測されています。

聖書は、「律法書」「預言書」
そして、「詩篇」や「歴代誌」を含む「諸書」に分かれています。

これは、紀元 90 年頃、イスラム人学者パレスチナ地方のヤムニアの地に集まり、
聖書聖典決定会議を開き、ヘブライ語39書を集めたものを
「旧約聖書」と定めたことに由来しています。

教え・指導を意味する「トーラ」は、「創世記」から「申命記」までの
聖書の最初の五書を含み「モーセ五書」とも言われています。

最初の五書とは、「創世記」「出エジプト記」「レビ記」「民数記」「申命記」を指します。

ユダヤ人の間では、「トーラーを学ぶことは、あらゆる捧げものにまさる」とされ、
毎日これを読むことが大事だとされています。

「トーラー」の言葉は一字一句変えてはいけませんが、
解釈については一人一人オリジナルがあっても良いとされているのです。