太陽

地球が宇宙の中心で、太陽や惑星、恒星のすべてが
地球のまわりを回っているという考えを天動説という。

これを集大成したのは、古代ギリシャの学者プトレマイオス(100年?~170年?)である。

古代ギリシャのアリスタルコス(紀元前310年?~紀元前230年?)は
このような巨大な太陽の方が地球のまわりを回っているのはおかしい、
地球の方が太陽のまわりを回っていると考えた。
そのため、巧妙な方法で太陽までの距離を測定した。

しかし、それ以上の精巧な太陽系のモデルを作ることができず、
理論的にプトレマイオスの天動説に負けてしまう。

こうして、ヨーロッパ社会からはアリスタルコスの説は忘れ去れていく。
しかしルネッサンスの時期、アラビア経由でアリスタルコスの考えも再輸入され、
コペルニクス(ポーランド、1473年~1543年)の知るところとなった。

コペルニクスは、古代ギリシャのアリスタルコスが、地球の方が
太陽のまわりを回っているという考えを持っていたこと、
そのように考えると確かに惑星の運動がうまく説明できるため、地動説を唱えた。

太陽の半径は地球半径の約109倍だが、太陽の密度は地球よりかなり小さいため、
質量は地球の質量の33万倍しかない。
これは、太陽は主にガスでできているからである。
太陽の主成分(90%程度)は水素であり、ついでヘリウムが10%程度である。
ヘリウムという元素は、地球上より早く太陽で発見された(1861年)。
その名は太陽を意味するヘリオスに由来する。

太陽の中心では水素の原子核がヘリウムの原子核になる、核融合反応が行われている。
そのエネルギーはまず光(電磁波)で外側に運ばれていく。これが放射層である。
その外側ではエネルギーはプラズマ(原子核と電子がバラバラになった状態)の
対流で運ばれる。これが対流層である。

太陽のエネルギー源は、水素の原子核がヘリウムの原子核になる反応である。
太陽は毎秒5億6400トンの水素を反応させて、
広島型原爆5兆個分のエネルギーを出している。
地球が受け取っているエネルギーはその約20億分の1である。

太陽の黒点は、太陽内部で発生した磁場(磁力管)が浮上し,
その光球面における断面と考えられている。
だから、黒点はN極・S極の性質をもつものがペアとなっていて、
前を行く黒点がN極ならば、後ろの黒点はS極になっている。
黒く見えるのは、光球が明るいからである。

 

参考サイト
山賀 進 『われわれはどこから来て、どこへ行こうとしているのか、そしてわれわれは何者か』

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